英国のスパークリングワインがとある理由でおいしくなってきているという記事を読みました。
(本題の前に記事で学んだことを。)
スパークリングワインは17世紀に英国人によって発明。しかし気候や英国産のブドウは質が悪く産業
として大きくならなかった。30年後、フランス人修道士、ドン・ペリニヨン(あのドン・ペリさんですよ)が、
このアイデアを基にシャンパンをつくったそうです。
で、本題に戻ると、そのいまいちだった英国のスパークリングワインが産地としての地位を取り戻しつつ
あるという話とその理由です。
今年1月、イタリアの権威あるワイン品評会で、多くの著名なシャンパンを下し、英国のワイナリー
「ナイティンバー・エステート」のほとんど無名のスパークリングワインが「世界最優秀スパークリングワイン賞」
を受賞。その他にも英国のワイナリーがコンクールで数々の賞を受賞しているそう。
これ素晴らしい話なのですが、その理由のひとつが”地球温暖化”なのだそうです。寒い英国の気候
では質の高いブドウがつくれなかったのに、気温の上昇により、英国ではほぼ毎年、スパークリングワイン
に適した肉付きの良い、熟れたブドウが栽培できるようになったそうです。
なんか複雑な感じもしますね。まぁおいしくなっているのは確かなようで、本場フランスのワイナリーも視察に
向かうなど注目は集まっています。シャンパン好きの方はこれから英国のスパークリングワインも試してみて
はいかがでしょうか。
(記事)
『英スパークリングワイン、最優秀賞受賞に地球温暖化の恩恵』(WSJ)
http://jp.wsj.com/Life-Style/node_59667